理事長挨拶

近年、経済情勢に目を向けますと、景気は緩やかに回復しつつあり、意欲的に設備投資などを背景に、景気回復が確かなものと企業自体が感じてきています。そのような環境下、産業基盤を揺るがす人口減少や少子高齢化等、日本の構造的問題は日増しに深刻化を増しております。労働需要の高まりや生産年齢人口の減少により、企業の人手不足は顕在化しており、今後更に人材確保は一層困難になると予想されます。更に、AIや車のEV化に象徴されるように、ものづくりを初めとして、環境の変化に対して、組合員の要望に素早くサポート並びに、アドバイスが出来る体制を整え、深刻化する人材不足や経営環境の変化に支えとなる組合活動を、成長の機会と捉え強い意思と決意を持って、職員一丸となり取組みたいと考えております。異業種組合のメリットは、様々な業種の企業がアイデアやノウハウを共有できることです。良い企業のシステムを業種の違う企業に取り入れ業績の向上、管理のスリム化に繋がる仕組みを作り上げ、中小企業や零細企業が、情報収集や技術力を高めることを、共同で行うことで、経営情報や設備の有効活用並びに原料・資材の仕入れなどで無駄を省き、企業の利益になるよう情報提案を行うことを、組合の第1の理念として、日々活動していきたいと思います。また、中小企業の皆様の中には、後継者に悩んでおられる経営者が規模を拡大する投資や、新しい事業に挑戦する意欲を持てない為、時代の流れについて行けなく、廃業となる企業が出ています。折角良い技術を持っていながら、後継者が見つからないことで、辞めてしまうことを考えている経営者います。良い技術、 顧客があるにも拘わらず廃業させてしまうのはもったいないと思います。そのような企業の経営者の老後を含め、 次世代に残るよう努力して生きたと考えております。新たに、技能実習制度が変わり、実習生による介護事業が2017年11月より、スタートしました。当組合も介護事業に参加することを決め進めています。今後、介護事業社の加入促進に力を注ぐ決意でおります。